2月に訪れたメルボルン。ぼくは現地で購入したコンパクトフィルムカメラで写真をとっていたのですが、彼女は日本から”写ルンです。”とKodakの”ファンセーバー フラッシュ800“というインスタントカメラを持参。はじめて写ルンです以外のインスタントカメラでの撮影に挑んでいました。
Kodakといえばフィルムが有名ですが、ファンセーバーに関してネットで検索しても作例があまりヒットしなかったので、今回は実際に撮れた写真をご紹介します。写ルンですとの写り方の違いも比較しているので、購入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
Kodakのインスタントカメラ「ファンセーバー フラッシュ800」

Kodakらしい赤と黄色のデザインが特徴のファンセーバー。写ルンですよりも明るいISO800のフィルムを搭載しているので、曇りの日や室内での撮影をメインに使ってきました。
写ルンですもよく使っている彼女ですが、デザインはファンセーバーの方が気に入ったみたい。並べてみてもファンセーバーは、ポップで可愛いデザインが印象的です。
フラッシュはボタン式。スライド式の写ルンですとは少し違った使い心地です。価格はお店にもよりますが、だいたい1200円〜1400円くらいなので、写ルンですと同じくらいの金額で購入できます。
Kodak ファンセーバーで撮れた写真
実際に撮れた写真がこちら。













ISO800のフィルムを使っているだけあって、室内や日陰、夕方でもそれなりに綺麗に写ります。ただ、暗い場所では、綺麗な写真を撮るのは難しいと思います。
日中に使うと明るめに写るので、これが好みな人にはいいかも。青色は写真によって出方が違うのでなんとも言えませんが、比較的鮮やかな青色がでやすい印象です。なにが影響してるのかな…。
緑を写した写真が少ないですが、はっきりとした緑色というよりは、ナチュラルな緑色が出る印象です。
写ルンです。との比較
同じインスタントカメラの写ルンですとの写り方を比較してみます。撮影条件や現像方法によっても左右されると思うので、あくまでも参考程度にみてくださると嬉しいです。
まずは、屋外での写り比較。作例は、上が写ルンです、下がKodak ファンセーバーです。


比較してみると、Kodakファンセーバーも若干オレンジ味がありますが、写ルンですの方がオレンジっぽい印象が強いです。明るさもKodakの方が明るく、青もあざやかな印象です。
もう一枚、屋外で撮影した写真を比較してみます。


緑色は、写ルンですの方が鮮やかでパキッとした色が出ました。陰影もかなりコントラストが強く出てる印象です。先程書いた通り、Kodakはナチュラルな緑色に近いと思います。
続いて、夕方の暗い中でのでの写りを比較します。


ISO800ということもあり、Kodakの方が明るく写っている印象です。夕方の屋根の下でも奥の看板や電車まで写っています。時間帯や光の加減を合わせているわけではないので、あくまで参考程度に。ザラザラ感はどちらも同じくらいです。
【結果】写りにそんなに差はない。曇りの日や室内ならKodak ファンセーバーかな。

富士フィルムとKodakそれぞれのフィルムの色合いの違いがありましたが、そこまで写り方には違いがないというのが第一印象です。実際カメラロールをみてもどの写真がKodakか見分けがつきにくいです(笑)
ただ、KodakファンセーバーはISO800のフィルムを使用しているので、曇りの日や室内での撮影では重宝すると思います。デザインもポップで可愛いので、写ルンですしか使ったことがないという方なら、一度使ってほしいインスタントカメラです。
インスタントカメラでもフィルムの違いを楽しめる
同じ風合いの写真はもちろんですが、フィルムによって色味や質感の違いを楽しめるのもフィルムカメラの醍醐味。
インスタントカメラといえば写ルンですのイメージが強いですが、たまには違うインスタントカメラを持って出かけるのもいいかもしれません。 ネットはもちろん、街のカメラ屋さんに並んでることもあるので、旅行に行かれる際はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。